ひつまぶしのちゃんとした食べ方、あなたは知っていますか?
土用の丑の日が近づいてくると、会食でひつまぶしを食べに行く機会も、あるかもしれません。
いざってときに、
どう食べればいいか分からない!
とテンパってしまわないよう、ひつまぶしの食べ方やマナーについて、詳しく見ていきましょう!
目次
ひつまぶしの食べ方講座
ひつまぶしを扱っている飲食店では、メニューに食べ方の説明が載っていたり、従業員が丁寧に説明してたりするところも少なくありません。
そのお店独自の食べ方を紹介しているところもありますが、ここでは、一般的なひつまぶしの食べ方を、紹介していきます。

まずは上のひつまぶしの画像を、見てください。
まずは、それぞれが何なのかを説明します。
1:ひつまぶし本体
2:お茶碗
3:薬味(ネギ・わさび・刻み海苔)
4:お漬物
5:出汁
割と見たままです。
次に食べ方を説明していきます。
- ひつまぶしをしゃもじで3等分にします。
(画像では見にくいですが、
薬味の下あたりに置いてあります) - 3等分にした1つを、お茶碗に移します。
- お茶碗に移したひつまぶしを、
薬味を付けたりせずそのまま食べます。 - 食べ終えたら、2つ目を再度、
お茶碗に移します。 - 次は薬味(ネギ・わさび・刻み海苔)を、
お好みにのせて食べます。 - こちらも食べ終えたら、最後の3つ目を、
お茶碗に移します。 - 薬味をお好みにのせ、出汁をかけて、
お茶漬けのようにして食べます。
※ひつまぶしに使われているお漬物は、
味の濃いものが多いため、
あっさりとした味になるこの時に、
一緒に食べるといいでしょう。 - 食べ終わったら、
ひつまぶしの容器に蓋をして、
ごちそうさまをしましょう。
食べ終わった後の蓋の仕方
蓋をするとき、「ごちそうさまでした」の合図になるように、蓋の向きを逆にしたり、少し傾けたりするとグッドです。
ただし、蓋を裏表逆さにして閉じるのはダメです。
蓋本体が痛む原因にもなりますし、お店によっては侮辱と受け取られる、可能性もあります。
ちなみに、蓋を裏表逆さにして閉じる行為が、NGとされるのは、ひつまぶしに限った話ではないので、注意しておきましょう。
ひつまぶしの発祥地、名古屋での食べ方
上述では3等分にする食べ方を、説明しましたが、ひつまぶし発祥地の名古屋では、4等分にする食べ方が、主流になりつつあります。
食べ方の基本的な流れとしては、上述で説明した通りですが、それに、最後の4等分目は好きな食べ方で食べる、というのが加わります。
4等分の方が、3等分に比べて単純に分けやすいので、こっちの食べ方もいいかもしれませんね。
参考程度に、4等分の食べ方の動画を載せておきます。
発祥の地 名古屋の名店 あつた蓮菜軒です。
出汁ですが、お茶碗の半分くらいまでの量をかけるのが、ひつまぶしを美味しく食べるコツです。
(中には、どっぷり浸す方が好き、という人もいるので、好みの問題、というレベルです)
ひつまぶしの食べ方にマナーはあるのか?
テーブルマナーとしての、ひつまぶし独自のものは、実はありません。
なので、「マナー」という観点から見れば、好きな食べ方をしていいですし、器に入ったひつまぶしを混ぜて、お茶碗に移さず直で食べても、何にも問題はありません。
しかし、ひつまぶしを混ぜて、そのまま直接食べるのは、マナー的な問題はないにしても、上品には見えませんよね。
仲のいい友達と食べる分には、豪快に混ぜて直食いしても、悪くはないと思いますが、恋人や上司と食べに行ったときを考えると、どうなのでしょうか。
そういう状況も踏まえたうえで、TPOを考えた食べ方をした方が、よりスマートだと言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あまり食べ方を気にしすぎても、せっかく美味しいひつまぶしを、美味しく食べることが出来なくなる、とは思いませんか?
実際、管理人はそう思う人間です(笑)
しかし、度を過ぎた行儀の悪い食べ方も、見ている人からすれば不快ですし、一緒にいる友達や上司、恋人の品位も落とすことなるので、多少は気を配ることも大事です。
その辺のバランス感覚を大切にして、味的にも気分的にも、ひつまぶしを美味しく食べたいですね。
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