皆さんは「セラミド」という言葉についてご存知ですか?
TVや雑誌、はたまたドラッグストアなど、日常の至る所で耳にするワードですよね。
でも、どんなものかしっかりと説明出来る人は、意外と少ないのではないでしょうか。
今回はそんな「セラミド」について、取り上げたいと思います。
目次
セラミドとは?
セラミドの機能は主に2つ。
肌の水分を保つ機能と、紫外線などから守るバリア機能です。
セラミドは、人間の肌にあらかじめ備わっている成分です。
体内におけるセラミドの作り方
これを説明するには、まず肌のターンオーバーについて、知らなければなりません。
ターンオーバーとは、肌の角質層が、28日周期で生まれ変わることです。
セラミドも、このターンオーバーの際に作られます。
ターンオーバーと睡眠の関係
以前は、ターンオーバーを促進させるための睡眠時間は22時?2時の間がピークで、この時間に眠るのが最もいいと言われていました。
しかし、最近では入眠開始後3?4時間の間が最もいいと言われています。
もっとも、生活スタイルによるものの、日付が変わる前に入眠する事が、肌には大切ということは変わりないです。
忙しくてその時間に眠るのが難しい人は、ベッドに入る3時間前に、入浴する事をおすすめします。
これは、体温が低下してきた時に、眠くなるという人体の特徴を生かしたもののだからです。
セラミドが不足した時の肌への影響は?
セラミドが不足すると、肌が乾燥します。
これは、肌の水分を挟み込む力が低下するからだと言われています。
その結果として、
- ニキビ
- シミ
- そばかす
などの肌トラブルの原因になります。
でも、実は食べ物や飲み物から手軽に摂取出来る事を、皆さんはご存知でしたか?
セラミドを増やせる食べ物
生芋こんにゃく
数ある食品の中でも、生芋こんにゃくはセラミドの含有量が多いです。
例えば、お米に比べると、なんと7?15倍の量が含まれています。
1日に必要なセラミドの量は、600μg(マイクログラム)です。
これは白米に換算すると、1日に25杯も食べなければいけません。
単純に毎食8杯ずつ、おかわりすることになります。
とてもじゃないですが、一般的な人ならそんなに食べれませんよね。
しかし、こんにゃく芋なら半丁で1日分が補えるのです。
スーパーでは、生芋こんにゃくの名前で売られていますので、是非チェックしてみて下さい。
まだまだあるセラミドが豊富な食材
生芋こんにゃく以外にも、
- 黒豆
- 小豆
- ひじき
- わかめ
- ごぼう
- そば
などの黒い食材は、セラミドが豊富に含まれています。
このように、日本食で使用される食材の多くがセラミドをしっかり含んでいるのです。
海外で、美容に良いからと和食がブームになっているのも頷けますね。
セラミドを増やせる飲み物
家庭内にあるもので、セラミドを摂取出来る飲み物は、
- 紅茶
- コーヒー
- 牛乳
が挙げられます。
これらの飲み物を摂る時に気をつけてほしいのが、温かくして飲むという点です。
冷たい飲み物は身体を冷やす効果がありますが、血行も悪くしてしまうのです。
暖かい飲み物は、免疫力の上昇にも効果があると言われています。
また、紅茶の場合はハーブティーにすると、リラックス効果もあるのでおすすめです。
ストレートが苦手な方は、ミルクを入れると、セラミドをより多く摂取できます。
補足:セラミドの増加を阻害するもの
注意点として、リノール酸を含むものを過剰に摂取すると、セラミドを増加させる食べ物・飲み物の効果と相殺してしまいます。
リノール酸が含まれるものは、
- バター
- マーガリン
- 揚げ物系
- インスタントラーメンなどのインスタント系
です。
とはいえ、これらを全く摂取しないのは難しいので、あくまでも過剰摂取にだけ気をつける、という感覚でOKです。
最後に
テレビ番組などで、美容やダイエット特集が組まれる度に、耳にするワード「セラミド」
名前は聞いた事あるけど、よくわからないという人も、今回の記事を参考にして理解を深めていただけると幸いです。
和食を中心の食生活は、昔から理に適っていたのが、個人的に一番興味深かったです。
健康的な生活をして、毎日を元気にすごしましょう!
コメントを残す