「セルフチェックしてみよう! 認知の歪み10項目・10パターン」
認知の歪みを調べると、歪みの10項目・10パターンに行き着くと思いますが、難しい言葉が並んでいてよく分からない、分かりにくいですよね。
各項目を管理人なりに噛み砕いてまとめてみました。
目次
認知の歪みの10項目・10パターンとは?
アメリカにあるスタンフォード大学の精神医学者のデビット・D・バーンズ教授が、認知の歪みには主に10種類のパターンに分けられると研究結果を出しました。
それぞれの項目はお互いに重なりあっている合うのですが、自分の心がどのような状態なのかを知る指標となります。
認知の歪み10項目・10パターン
- 全か無か思考
- 一般化のし過ぎ
- 心のフィルター
- マイナス化思考
- 結論の飛躍
- 誇大視と過小評価
- 感情的決めつけ
- すべき思考
- レッテル張り
- 自己関連付け
各項目についての解説
全か無か思考
物事を白黒はっきりつけたがる考え方の事ですね。
たまたま上手くいかなかっただけなのに自分を全否定してしまうのも、この思考に該当します。
一般化のし過ぎ
ある事柄が起きると、世の中の全てがこうであると考えることを指します。
例えばデートに誘った好きな人に断られた事で、「自分はもう誰とも付き合えず一生孤独で死ぬ運命だ」と決めつけることです。
心のフィルター
よくない事を思い出してその事ばかりを考えてしまうと、心のフィルターが曇ってしまいます。
世の中のポジティブなことや明るいことを見えなくしてしまっている状態です。
自分ではネガティヴフィルターがかかってしまっている事に気がつかないのも、全てが真っ暗に思える原因になっています。
マイナス化思考
何でもない事や出来事を悪い出来事にすり替えてしまう事です。
いい事を無視するだけでなく、正反対の悪い事にすり替えてしまっています。
結論の飛躍
自分の思い込みによって相手との関係を悪化させてしまうありますよね。このように事実と違った悲観的な結論を早計に出してしまう事を指します。
拡大解釈と過小評価
ミスや不完全な事を必要以上に注目してしまい、失敗を巨大なものに捉える事をここでは「拡大解釈」と言います。
また、自分の長所は取るに足らないものとして、短所は大袈裟にとらえている事は「過小評価」としています。
感情的決めつけ
自分の感情をあたかも真実を証明する証拠のように考える事です。
例えば、「自分は何をやっても失敗するダメ人間と感じる。それが何よりもダメ人間の証拠だ」という具合です。
すべき思考
何かを行動するときに「〜しなくちゃいけない」と必要以上に自分にプレッシャーを与える事です。
自分を追い詰めるとでやる気をなくす結果になる事がおおいです。
また「すべき思考」が他人に向けられると自分の中にある基準に満たないので裏切られた気持ちになります。
レッテル張り
間違った認知に基づいて、完全にネガティヴな自己イメージを作ってしまう事です。
一般化のし過ぎの究極形と言えます。レッテル自体も感情的な偏見に満ちている事が多いです。
個人化
何かよくない事が起こった時、自分に責任がないような場合にも自分のせいにしてしまう事です。
他人に対する「影響」と「操作」を勘違いする事で起こります。
自分の役割によって他人に影響を与えても、行動まで操作する事は出来ませんからね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
分かりづらい医療表現を、管理人なりに噛み砕いてみたのですが、伝わりましたでしょうか。
何よりも認知の歪みによって鬱病なども起きてしまいます。
大事に至る前に今回の10パターンと照らし合わせて、セルフチェックしてみてくださいね。
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