皆さん、夜寝ている時とかに足がムズムズ感じたり、違和感や痛みが続く事はありませんか?
そんな症状がある方はひょっとしたら『むずむず脚症候群』かもしれません。
あまり聞いた事がない『むずむず脚症候群』。
今回はこの『むずむず脚症候群』にスポットを当てて詳しく解説したいと思います。
目次
むずむず脚症候群の症状
むずむず脚症候群とは「レストレスレッグス症候群」や「下肢静止不能症候群」とも呼ばれます。
その名の通り、脚にむずむずするような不快な感覚や痛みを覚え、脚を無性に動かしたいという衝動に駆られます。
その症状には個人差があり、むずむずとした違和感を感じる程度の人から、針で刺されるようなひどい痛みを覚える人までいます。
むずむず脚症候群の原因は?
むずむず脚症候群は原因が特定されていな一次性(突発性)と、他の病気や薬から引き起こされる二次性のものにわけられます。
一次性のものは原因がはっきりしていませんが、遺伝的なもの、鉄分不足、ドーパミン神経系の障害などと言われています。
二次性のものは鉄欠乏性貧血・慢性腎不全・パーキンソン病などの病気や、抗精神病薬の影響などがあります。
子供のむずむず脚症候群は大人とは違う?
通常むずむず脚症候群は高齢になるにつれて発症者が増えていきます。
子供は発症数が少ないですがむずむず脚症候群を発症することがあります。
大人の場合体内の鉄分量が少ないとむずむず脚症候群を発症しますが、子供の場合体内の鉄分量が正常にもかかわらず発症というケースがあります。
それでは、なぜ鉄分量が正常な子供が発症するのでしょうか?
こちらはまだ研究途上ですが、どうやら筋肉などの他の組織に鉄分が使用され、脳にまで達する鉄分量が足りないため……と考えられています。
むずむず脚症候群の治療方法は?
むずむず脚症候群の治療は病院で薬を処方してもらうなどの方法が確実ですが、日常生活に問題ない程度の症状であれば生活を改善することで症状が治まることがあります。
そのための方法をこれから紹介します!
カフェインを控える
カフェインが入った飲料を摂取することにより、むずむず脚症候群の症状を悪化させます。
むずむず脚症候群の症状は夜に出やすいことが多く、カフェインの刺激で症状が悪化し、さらにカフェインで眠りにくくなるという悪循環が!
夕食以降のカフェインは控えたほうがよさそうです、喉がかわいたらカフェインが入っていない麦茶などを摂取するのがいいでしょう。
足を動かす運動をする
むずむず脚症候群の症状は安静にしているとより出やすくなります。
足を動かす有酸素運動をした後はその症状がでにくいとされており、寝る前にウォーキングなどをすると寝やすくなるとの声が多いです。
雨などの天候でウォーキングが難しい場合、室内で踏み台昇降運動などをすると効果があります。
鉄分を摂取する
むずむず脚症候群の原因はドーパミンの機能障害であり、それを防止するためには鉄分が必要となります。
レバーが鉄分豊富で効果的ですが、毎日食べるのが難しい場合、肉・魚介・海藻・野菜をバランスよく摂取しましょう。
バランスの良い食事をした上で、鉄分のサプリメントで補うなども効果的のようです。
鉄分はビタミンCと一緒に摂取することで吸収されやすくなるので、果物や緑黄色野菜もしっかり摂取しましょう。
まとめ
以上、むずむず脚症候群についてでした。
症状が重くなると眠れなくなり、睡眠障害などを引き起こすこともあります。
自分で出来る対処法で症状が改善しない場合は、神経内科などで診察してみるといいでしょう。
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