長江三峡クルーズの1番の見どころといっても過言ではない
世界最大級のダム「三峡ダム」
今では観光名所となり、中国の経済と人々の暮らしを助けています。
今回は、長江三峡クルーズの名所「三峡ダム」とクルーズのメインである
「三峡」を紹介していきます。
目次
三峡ダムとは
三峡ダムとは、湖北省宜昌市にある世界最大級のダムです。
1993年に着工され、2009年に完成しました。
目的として、洪水防止、電力供給、水運改善を挙げています。
三峡ダムができたことにより、今まで3000t級の船しか遡上できませんでしたが、
今では、10,000t級の船も通ることができるようになりました。
また、三峡ダムは、中国国内の年間消費電力量の約1割を担うことができ、
人々の生活にも役立っています。
三峡ダムの年間発電量は、約1,000億KWhです。
日本の年間電気消費量が1兆KWhなので、日本の年間消費電力をダム1基で
1割担うことができます。
日本の電気の使用量は世界でもトップレベルなので、1割担えるのはすごいことです。
日本のダムと三峡ダムを比較
日本で一番の高さを誇る黒部ダムの堤高は186m
三峡ダムの堤高は185m
日本で総貯水容量を誇るダムは岐阜県にある徳山ダムの660,000㎥
一方の三峡ダムの総貯水容量は、39,300,000,000 m³
となっています。
さすが世界最大級ですね。。。
多くの犠牲の上に成り立っている
しかし、このような巨大なダムを作るためには、多くの犠牲の上に成り立っているのは事実です。
①三峡各地の名所は水没
②ダム建設により約110万人が強制退去
③水質汚染による、生態系への悪影響
三峡ダムだけではなく、生活の豊かさは多くの犠牲の上に成り立っています。
三峡ダムへの行き方
三峡ダムへ行く場合多くの方が、クルーズのツアー、バスツアーなどではないでしょうか。
かくいうボクもクルーズツアーだったので下船し、バスで現地まで向かいました。
三峡ダムはAAAAA級旅行景区。
政府にとっても三峡ダムは重要な施設であり、ここでテロなんて起こされたら
下流に住む多くの人が命を落とします。
そのため、バスから一度降り、手荷物検査を受け中に入ります。
ガイドさんが説明してくれるので心配しなくても大丈夫です。
バスを降り、少し歩くと三峡ダムの博物館兼お土産屋さんへ到着します。
三峡ダムの模型です。
ここは、様々なツアーの集合地点となっていますので、はぐれないように注意してください。
この後は、エスカレーターと階段を登り、三峡ダムを一望できる展望台を目指します。
展望台へ
展望台から見える景色です。
1枚目は、船がダムを超えるためのリフトのようなものです。
こちらは、クルーズの中から撮影したものです。
写真のように、徐々に船を持ち上げていきます。
ダムを通り過ぎるのに3.4時間はかかりました。
しかし、徐々に船が上がっていくを体験できることはあまりないので
とてもいい体験でした。
※落ちないよにしてください。
こちらのリフトは、近くからでも見ることができます。
迫力満点なのでぜひ近くで見てみてください。
2枚目の写真が三峡ダムです。
小さく見えますがとても大きいんですよ!
写真に納まりきりませんでした。
端の方はぼやけてしまってますね。
恐るべし長江の広さ。
展望台を満喫したら、あとは降りてバスへ戻るだけです。
ただ、バスまでの道のりはとても長いです。
歩きか10元程度払って、小さなバスに乗るかどちらかです。
ですが僕は歩くことをお勧めします!!
理由として、写真のようにこんな近くで長江とダムをみることができるからです!
僕は、旅に同じものはなく、一生に一度しか体験できないものだと思っているので
どんなに長くてもとにかく歩きます!
三峡ダムは2018年7月に限界水域寸前みたいです。
三峡ダムへ訪れる際は十分に情報を確かめ訪れてください。
三峡
三峡(長江三峡)とは、長江本流にある3つの渓谷のことを指します。
重慶市奉節県の白帝城から湖北省宜昌市までの193kmの間に
上流から瞿塘峡(くとうきょう)、巫峡(ふきょう)、西陵峡(せいりょうきょう)
の3つの渓谷があります。
これら3つの渓谷を合わせて「三峡」と呼びます。
赤壁の文字のように赤文字で「龍昌峡」と書かれています。
※間違っていたらすいません。
「神農峡」の文字が。
実際にはこのような写真を三峡の景色だということだできます。
実際長江三峡はこのような景色が続きます。
しかし、日本には絶対に見ることができない絶景です。
もしかしたら何十年後かには、三峡ダムの影響で水没してしまうかもしれません。
長江は日々姿を変えています。
是非行けるときに行ってみてください!
おわりに
いかがでしたでしょうか。
三峡ダム、三峡の観光は、日本では味わえない感覚を体感することができます。
中国の壮大な自然に驚くはずです。
三峡の観光はおそらく長江三峡クルーズでしか行けないのではないのでしょうか。
長江三峡クルーズは最高のもてなしをしてくれます。
是非中国の壮大な姿を体感してきてください!
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