先週、メジャー1年目の本塁打数を19に伸ばし、城島選手の18本という記録を
塗り替えた、エンゼルス大谷翔平選手。
しかし、大谷選手の怪我の状態が思ったよりも悪いらしいのです。
大谷選手の現在の状態を解説していきます。
目次
来年の投球は不可能か?
大谷翔平選手は、6月に、右ひじ靭帯を損傷し、医師からも
靭帯再建手術を受けるよう指示を受けています。
しかし、大谷選手は、まだ手術を受けるかどうかを決めていないのです。
大谷選手の選択肢は2つです。
1.靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受ける
2.保存療法
です。
靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)とは
トミー・ジョン手術とは、ひじの靭帯断裂に対して行われる手術の方法です。
損傷した靭帯をまず、切除し、患者の反対側の前腕や、下腿等から
正常な腱の一部を摘出し、移植することで、患部の修復を図る方法です。
しかし、デメリットがあります。
・通常の運動ができるようになるまで、7か月
・実践復帰には12~15ヵ月
・一般的に、術後18ヵ月で故障前と同じ程度の投球ができるようになる。
このように、完全復活すまでに、最長で1年6か月もかかってしまいます。
野球選手の成功率
・メジャーリーガー:83%
・マイナーリーガーも含めると97%
が実践復帰した、という記録があります。
この記録は、1986~2012年までの記録なので、現在はもう少し、確立が高いのでは
ないでしょうか。
保存療法とは
保存療法とは、靭帯を傷つけず(手術等をしない)治療する方法です。
例えば、負担がかからないよう、包帯等で固定する方法が主に使用されます。
靭帯は、自然治癒するらしいです。
しかし、固定している間は、まったくその個所を使用しなくなるため、
野球人にとっては、致命的かもしれません。
また、手術で再建した靭帯ほど、耐久性はなくなるので、
再発する危険性も出てきます。
大谷選手と、監督の決断は?
大谷選手は、現在、エンゼルスの4番を任されるほどの人材です。
もし、大谷選手が手術を選択したら、最低でも1年6か月は投げることはできません。
逆に、保存療法だと、さらに投げることができない期間が長くなる可能性があります。
しかし、球団の意向としては、「トミー・ジョン手術」
を受けさせるようです。
大谷選手自身は、まだ答えを出せずにいます。
「トミー・ジョン手術」を行えば、耐久性のある、靭帯をまた手に入れることができ、
1年6か月待てば、また投球はできます。
ただ、体にメスを入れるわけですから、何かしらの不都合は起きるはずです。
また、100%の成功率ではないですからね。
「保存療法」は、体にメスは入れませんが、治るのにさらに時間がかかり、
リハビリにも多くの時間を費やすことになります。
また、靭帯の強度も弱くなり、再発の可能性が高いです。
アメリカでは、「トミー・ジョン手術」が当たり前になっているようです。
おそらく、大谷選手も、シーズンが終わった後に、手術をすることになるでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
大谷選手は、怪我を治すためには、最低限来年は、マウンドに上がることはできないでしょう。
バッティングも素晴らしいですが、ファンは二刀流を望んでいるはずです。
みなさんはどうお考えですか?
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