「一人暮らしをするのに、平均で費用はいくらかかる?」
遠方の大学へ進学するとか就職するとかで、実家を出てこれから一人暮らしを始めたいという方も多いでしょう。
でも、そのためにはいくらくらいかかるのかなと心配になりますよね。
というわけで今回は、一人暮らしにかかる平均的な費用を調べてきました。
目次
まずはじめに:一人暮らしの「平均」費用に注意
データは平均値です。ということは、実際にはもっと上とか下がたくさんあるということでもあります。物価の高い地方と安い地方という違いもあるでしょう。
そういう、平均値を左右する要素がたくさんあるということは忘れずにいて下さい。
一人暮らしの平均の費用は?
一人暮らしの生活費の費用としては、約140,000円が全国平均になってます。中でも比重が高いのは、家賃66,000円ですね。生活費の半分は家賃みたいです。
ところで、家賃なんて地方によって値段が全然違いますよね。
たとえば東京都港区のワンルームアパートの平均家賃が13.34万円。沖縄県那覇市のワンルームアパートだと平均が4.37万円というデータがありました。
この場合、その他の費用が一定だとしても、港区の人は207,400円かかることになり、那覇市の人は117,700円ですむことになります。
食費と衣服代が20,000円、通信費11,000円、交際費10,000円というように続いて行きます。

四人家族の場合は?
さて、一人暮らしというのはどの程度効率が悪いのでしょうか。まとまって住んでいる場合は、どのくらい安くあげられるのか気になりますよね。
5歳以下の子供が二人いる家庭のケースで、264,000円というデータがあります。しかもこのデータ、家賃だけで100,000円を計上しているケースなのです。
ということは家賃を除いた分を比較すると、
- 一人暮らし:74,000円
- 四人家族:164,000円
一人暮らしの4倍が296,000円ですので、この家族での生活は家賃分を除くと45%ほど節約できていることになります。
もちろん、5歳児の食費とかが大人と同じわけはありませんので、ある程度安くなるのは当然ではあるんですが、幼稚園などの費用は計上されてますので、一方的に有利になるデータでもありません。
別データとして中学生の子供二人のケースとして335,000円というデータもあります。
このケースの家賃は70,000円なので、家賃を除いて265,000円です。やっぱり中学生くらいになると、生活費がかかるようになりますね。
この場合だと、4人が別々に暮らしたときと比べて、10%程度しか節約されていません。
一人暮らしの費用で越えられない壁:家賃
上での計算は、家賃を除外して計算しました。家賃を4倍にしてしまうと、比較にならないからです。
このことからも分かるように、人が別々に暮らすにあたって最も費用を増加させているのは家賃です。
生活費の中に占める割合としても、一人暮らしをすることによって増加する割合としても、家賃がもっとも重いのです。
まとめ
一人暮らしをする費用に頭を悩ませる上では、やはりまずは家賃に悩むのがよさそうです。
いい物件はなかなか見つからないといわれていますが、確かに競争がはげしそうです。できるなら、あわてて探すより、余裕をもって納得できる物件を探したいところですね。
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